シンプルライフ時々晴れ^ ^

周りをよく観て、自分も観えてくる

読書記録、グラスホッパー

映画化もされた伊坂幸太郎さんの著作、ネタバレ無しで感想を記載します。


3人の登場人物の視点で物語が展開していきます。


元教師の鈴木、人を自殺させる気分にさせる鯨、ナイフ使いの殺し屋の蝉、です。


とある交通事故から物語が動いていきます。


裏で並行して起きていることはお楽しみすると良いと思いました。


3人がどうやって会うのか、そろそろ会うだろうと思っていても、まだ会わない、焦らしますね。


行き当たりばったりで翻弄されている各登場人物たちですが、それを楽しんでいるようでもあり、それぞれに破滅的な危うさを感じずにはいられませんでした。


ある登場人物のやりとりで印象に残った部分があります。


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「まあね 。危機感ってのは 、頭では分かっていても 、意外に実感を伴わないものだからね 」 

 「大丈夫だと思っちゃうんだ 。いくら危ない状況にいてもね 、たぶん大丈夫だろう 、って思うもんなんだって 。危険 、と書かれた箱だって 、開けてみるまでは 、 『それほど危険じゃないだろう 』って高をくくってるわけ 。指名手配犯がパチンコ屋に行くのと同じ心理だよ 。まあ大丈夫じゃねえか 、って考えてるわけ 。急に 、大変なことにはならないだろう 、って 。危険は段階を踏んで訪れると 、思い込んでるわけ 。肺癌になると言われても 、煙草をやめないのと同じ 」

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悪いことでも良いことでも、みずからが思考停止せずに考えて行動し、臨場感をもって取り組まないと、あっけなく現実はひっくり返るものだなと感じた次第です。


何か起きたときは、そのときにならないとわかりません。

慌てるのも自然なことかもしれません。

慌てるだけ慌てたら、冷静にどうするかを、日々シミュレートしておきたいものです。


時間は案外短い、限られた時間をどう生きるかは、本人次第です。


たまには小説もいいですね。


それでは!